シュートって何本打てるの?(3)
1試合で時間をめいっぱい使った場合、シュートは何本打てるか検討した結果はこうでした。
小学生年代(ミニバス)
1クォーター 6分=360秒 360÷48=7.5
1クォーターで7.5本なので、7.5×4=30
中学生年代
1クォーター 8分=480秒 480÷48=10
1クォーターで10本なので、10×4=40
高校生年代以上
1クォーター 10分=600秒 600÷48=12.5
1クォーターで12.5本なので、12.5×4=50
この数字をもとに実際の試合のシュート数などを紹介しながら、いろいろ検討してみましょう。
ある中学生同士の試合です。
シュート数は、A中学が91本(うち3ポイントシュートが4本)、B中学が64本(うち3ポイントシュートが8本)でした。
最低限打てるシュート数の計算結果によると、中学生年代は40本でしたので、両チームとも上回っています。
特にA中学は、理論値を2倍以上も上回っています。
それでは試合結果はどうだったのでしょうか。
A中学 34 vs B中学 39
B中学校が5点差で勝利しました。
A中学は、B中学をシュート数では27本も上回っていましたが、結果5点差で負けています。
これはもちろん、「シュートは打てば良いというわけではない」ということを証明しています。
A中学の決めたシュートは16本、B中学の決めたシュートは19本でした。シュート成功率を計算してみましょう。
A中学 16÷91×100=17.6%
B中学 19÷64×100=29.7%
B中学が、シュート成功率ではA中学を10ポイント以上も上回っています。
この数字をたった10ポイント(正確には12.1%ポイント)と思っていると人は成長しません。しっかり数学的に考えると、A中学とB中学には大きな差があり、工夫や練習次第ではA中学には大きな伸びしろがあることがわかります。
それでは、B中学はA中学より何パーセント、シュートが決まっているか計算してみましょう。
シュート成功率の差をA中学のシュート成功率(もとにする数)で割った割合です。
(29.7-17.6)÷17.6×100=68.75
B中学は、A中学より68.75%もシュート成功率が高いのです。
この差は大きいと思いませんか。
シュート数が多いほうが勝つというルールであれば、シュートを打ちまくればいいでしょう。しかし、バスケットボールはそんなルールではありません。
シュートが決まらなければ得点にならず、試合には勝てません。
試合に勝つためには、シュートの確率を上げることが大事だと数字でわかっていただけたと思います。
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