投稿

3月, 2023の投稿を表示しています

スタッツの話(1)

  そもそもスタッツとは? スタッツ(stats)は、英語のstatisticsの略で日本語では「統計学」と訳されます。 バスケットボールにおいては、何本シュートを打って、何本決めたかとか、リバウンドをいくつ取ったかということを 数字 で明らかにします。 それでは、 なぜスタッツが大事なのでしょうか? 「今日は調子が良かった」とか「最近シュートが決まらない」というような 「個人の感覚的な印象」 が、数値化することによって 「だれもがわかる客観的な事実」 になるからです。 「今日は調子が良かった」という感想も実際のデータでは、そうではないかもしれません。 印象に残るシュートを一本決めただけで、実際にはシュートの成功率は低かったということが データ的に明らかになる かもしれないのです。 逆に「最近シュートが決まらない」といった悪い印象も、数値化されて客観的に見てみると実際にはそこまで悪くなかったとか、どんどん良くなっているということもあるかもしれません。そして、そういうことがわかってくると プレーに良い影響 があるはずです。 つまり数値化されたデータを見れば、 過去の自分のプレーが冷静な目で見られる ようになり、後日、良かった点は続けようとし、悪かったところは反省する材料になります。 そのプレーを反省する材料は、主観的な個人の感想より 客観的な科学的データ であることが重要 なのです。 また、スタッツを読むと 相手のチームの研究 もすることができます。 どの選手に何点取られたのか、いくつリバウンドをとられたか、一目でわかります。 この選手はスティールが多いから気を付けようとか、この選手はスリーポイントの成功率が高いから外から打たせないディフェンスをしようとか、事前にデータでわかっていれば対策が立てられます。 このようにスタッツから読み取れる良かった点、悪かった点というのは、一人一人の選手もそうですが、 チーム全体の長所や短所も一目でわかる ようになります。 次回のブログで、ひとつひとつの項目を見ていきます。 最後に、スタッツは重要ですが、バスケットボールには スタッツ(数字)には表れない大事なもの もあります。 コート内外の声かけなどはそうです。スタッツのどこにも書かれはしません。しかし、 残り時間を大きな声で伝えたり、良いプレーをした選手をたたえたり...

スタッツの話(2)

  スタッツの項目と見方について一つ一つ見ていきましょう   3Pt はスリーポイントです。その下のアルファベット M はMadeの略で、スリーポイントを決めた数です。 A はAttemptedの略でスリーポイントシュートを打った数です。つまり、 M の数が A の数より大きくなることはありません。選手のマスには、その下に%が出ます。 スリーポイントの成功率 になります。 2Pt は2点シュートです。アルファベット M はシュートを決めた数で、 A はシュートを打った数です。その下の%は 2点シュートの成功率 になります。 FT はフリースロー(Free Throw)です。アルファベット M はフリースローを決めた数で、 A はフリースローを打った数です。その下の%は フリースローの成功率 になります。 OR はオフェンスリバウンド(Offensive Rebound)の数です。オフェンスの時にリバウンドを取った数です。 オフェンスリバウンドは自分たちの攻撃のチャンスが増える ので、チームへの貢献度が高いです。 DR はディフェンスリバウンド(Defensive Rebound)の数です。ディフェンスの時にリバウンドを取った数です。 ディフェンスリバウンドは敵の攻撃のチャンスを減らす ので、チームへの貢献度が高いです。 R はリバウンドの数です。 OR と DR の合計 になります。 S はスティール(Steal)の数です。スティールは、 ディフェンスの時に敵からボールを奪う こと です。 敵の攻撃を自分たちの攻撃に変える ので、チームへの貢献度が高いです。 AS はアシスト(Assist)の数です。アシストは、 オフェンスの時に得点に直接貢献するパス です。そのパスがなければ得点はなかったであろうと考えられるので、チームへの貢献度が高いです。 TO はターンオーバー(Turnover)の数です。ターンオーバーは、 オフェンスの時にミス(スティールされたり、トラベリングしたり)で相手に攻撃権がうつってしまう こと です。 自分たちの攻撃を敵の攻撃に変えてしまうので、減らさなければならない ものです。 BK はブロック(Block)の数です。ブロックは、 ディフェンス の時に相手のシュートを防ぐプレー です。ブロックが...