とある試合の戦評(1)
ここで、とある試合の結果を見てみましょう。
A高校 得点38 シュート14(3pts 2本) フリースロー8 リバウンド55
B高校 得点84 シュート33(3pts 12本) フリースロー6 リバウンド50
A高校は、リバウンドの数で相手を上回っているにも関わらず大差をつけられ敗戦しています。
一番大きな差は、シュート、特にスリーポイントシュートでしょう。
10本も差がつけられれば、それだけで30点差になります。
ここで、シュートの成功率を検証してみましょう。まずはスリーポイントから。
A高校 3Pt成功数2 シュート数26
2÷26×100=7.7%
B高校 3Pt成功数12 シュート数30
12÷30×100=40.0%
シュート数に大きな差はありませんが、シュート成功率に大きな違いがみられました。
シュート成功率の差を計算で出してみましょう。
(40.0-7.7)÷7.7×100=419.4%
419.4%増加させるということは、約5.29倍ということです。B高校はA高校の約5.29倍シュートを決めています。
B高校で特に3ptシュートを決めた選手は、13番の選手です。
13番の選手は、B高校で一番得点を決めた選手です。トータルで33点を決めるのですが、そのうち24点は3ptシュートによるものでした。つまり8本もの3ptを決めたのです。
21本中8本のシュートを沈めて、その成功率は38.0%です。
成功率で言うと4番の選手も高いです。4番の選手はトータルで14点を決めるのですが、そのうち12点は3ptシュートによるものでした。
そして、肝心の成功率はなんと80%でした。5本中4本のスリーポイントを決めたのです。
気づいたでしょうか?
B高校のスリーポイントの成功数12本は、13番(8本)と4番(4本)の2人で決めたものです。
シュート力に自信があるのでしょう。チームとしても、この2人にボールを集め、できるだけディフェンスのつかない、フリーの状態をつくってシュートを打って、高確率で決めています。
A高校としては、この2人に楽にスリーポイントを打たせないようなディフェンスを目指すべきでしょう。
次に2ポイントシュートです。
A高校 2Pt成功数12 シュート数44
12÷44×100=27.3%
B高校 2Pt成功数21 シュート数47
21÷47×100=44.7%
スリーポイント同様、シュート数に大きな差はありませんでしたが、シュート成功率に違いがみられます。
シュート成功率の差を出してみましょう。
(44.7-27.3)÷27.3×100=63.7%
63.7%増加させるということは、約1.64倍ということです。B高校はA高校の約1.6倍シュートを決めています。
B高校で特に2ptシュート成功率が高かった選手は、15番の選手です。
15番の選手は、B高校で一番背の高い選手で、主にゴール下、ペイントエリア内で仕事をする選手です。
トータルでチーム2番目の16点を決めるのですが、そのすべては2ptシュートでした。
11本中8本のシュートを沈めて、その成功率は72.7%です。
決して派手さは無いものの、チャンスを確実にものにする選手です。
A高校としては、この選手にゴール下でボールを持たせないようなディフェンスを心がけるべきです。
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